
鳩は鳥が苦手な人には害となり得る存在ですが、それ以上に特徴的な公害があります。それは鳩が残す糞による害です。鳩の糞には、クリプトコックス菌やサルモネラ菌などが含まれていてそれが人間に対して害を及ぼすのです。どういった形で、人間に影響を与えるのかというと、まず鳩が糞をしてそれが乾燥します。糞が乾燥すると水分が失われた結果多少パラパラとした粉末状になるので、それが風などによって巻き上げられるのが良くないのです。巻き上げられた粉末を人間が吸引して肺に取り込むと、クリプトコックス症などを発症するとされているのです。鳩は換気扇やベランダに忍び込む事が良くあって、当然ながらそこで糞をします。特に換気扇などに糞をされてしまうと、そこから住宅内に粉末を含んだ空気が流れ込んでしまう事が考えられるので危険でしょう。少し吸い込んだだけで感染するということはありませんが、日常的に吸い込み続けると感染率も高まるかと思われます。病原菌への感染を防ぐためにも、日常的に対策を講じておくと良いかもしれません。
最近では鳩の対策グッズなども多数販売されていますので、それらを活用して対策を講じておくというのも良い選択ですよ。例えば、防鳥ネットなどは有効的かも知れません。ネットをセットしておくことによって、ベランダや換気扇への鳩の侵入をある程度防げるでしょう。しかし、場所によってはそれでも効果が無いことがあります。その場合には、プロである業者に対策をお願いするのも1つの選択肢ですよ。